性同一性障害の人は”金のなる木
こころと身体の性が一致しない人たちは、日本では、相変わらず、性同一性障害(gender identity disorder,GID)のレッテルを貼られ、医療現場からは金になる患者とよばれる・・・
4月7日付けの山陽新聞に、『性同一性障害で初の保険適用手術、岡山大病院、費用自己負担3割に』という見出しで、記事が書かれてた。
2018年夏までに、世界保健機関(WHO)から出される国際疾病分類改訂版から、「性同一性障害が削除される」から、去年の秋、日本精神神経医学会などの4団体が厚労省などに駆け込んで、性同一性障害の手術に保険適用を申請してください、と圧力?をかけたのです。
その最初の保険適用の手術が岡山大病院ということを聞いて、わたしは(なるほど)と思った。性同一性障害学会の理事長は岡山大大学院のN教授である。この先生、いろんなところに顔を出して、講演したり、コメントしたり、この業界では、よく知られた人。そうだったのか、と思いましたね。記事を読んでいて。
記事によると、こころの性と身体の性が一致しない20歳の女性から、乳房を切除して、、男性の身体にする手術がその岡山大病院で行なわれたそうなんです。もしかして、乳房だけとって、子宮や卵巣はそのままなのかしら。そしたら、後々、わたしはトランスジェンダー男子ですって、子どもを産んでしまう可能性が残っているってことかな?
その乳房の切除、従来は60万かかっていたそうだけど、保険適用で20万で済むそうです。残りはみんなが納めた保険料から40万が公費で負担されるということです。
当事者は取材に対して「差別で就職がままならなかった」と話し、そして「手術をしたくても、高額の医療費がハードルとなっていたので、保険適用は大きな前進です」と。ここまではなるほどね、とうなづけたけど、「今年の夏からは胸のことを気にせず海にいける」というコメントには驚いた。
「あなた、差別されて就職ができなかったんでしょ」「胸がなくなって、これで、仕事に就けるんじゃなくて、今年の夏には海にいけるからうれしいわけ」「ひげをはやして、くわえタバコで、手術跡の胸をさらけ出して、海水浴に行きたいから、保険を使って乳房を切除したんですか」といってやりたくなる。
はぁ~と驚きである。
手術を担当した岡山大病院の難波教授も取材に対して「性別の違和感に苦しむ人が貧富の差に関係なく平等に治療が受けられるように、今後はホルモン療法の保険適用に向け取り組んで行きたい」と語っているけど、そもそも性別の違和感って、病気なんですか?、と聞きたい。性ホルモンは子孫を残すためにはたらくホルモンで、男を女に、女を男にするものじゃないでしょう。ホルモン剤は、そもそも性同一性障害の治療のために作られた薬ではないでしょうに。
まして、中途半端な保険適用ではなくて、生殖能力放棄から肉体改造までのフルセットでの保険適用ではなければ意味はありませんよ。
わたしには、こころの性と身体の性が一致しないからと言って、そのことで、公費をつかって、生殖能力を放棄して、そのうえ肉体を改造までしなければならないほどの重篤な病気だとは思えない。
むしろ、差別があって就職できないのなら、差別が解消されるように、ねばり強く世間に訴えるべきだとわたしは思う。
そして、貧富の差をなくすためというのなら、医療関係者自身が、まず、「こころの性と身体の性が異なる人たちは病気でも、精神病でもないですよ、皆さんと何も変わらない普通の人たちですよ、」と宣言すべきね。そして、「性別適合手術までしなくても、自分の望みの性で、ふつうに暮らせる社会にしましょう、」と世間に訴えるべきだと思う・・・
でも、そんなことをすると、性転換に燃えてる医療関係者たちはメシが食えなくなるか。
耳障りのいいことを言ってるんだけど、こころの中では、こころの性と身体の性が一致しない人たちは金のなる木に見えて見えてしょうがないんでしょうね。
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